FLOOD CONTROL MEASURES水害対策

水害対策

当サイトは、近年大型台風や集中豪雨などによる大きな被害が各地で多発しており水災への備えの必要性が一層高まっている現状を踏まえ制作しております。
当サイトの内容については、各出典元の情報を参考に掲載させていますが掲載情報の正確性について保証をするものではありません。
また、掲載情報に基づいて被ったいかなる損害についても当社は一切の責任を負いません。

日本は水害が多い国

過去10年間の間に約97%の市区町村で水害が発生している

  • 水害(河川)が10回以上の市町村:830市区町村 47.7%
  • 水害(河川)が5~9回の市町村:475市区町村 27.3%
  • 水害(河川)が1~4回の市町村:387市区町村 22.2%
  • 水害(河川)が0回の市町村:49市区町村 2.8%

(2015年末 全市区町村数) :1,741市区町村 (100%)

[出典] 政府広報オンライン「「暮らしに役立つ情報」河川の氾濫や高潮など、水害からあなたの地域を守る「水防」」(2018年6月)を基に作成

豪雨災害(1時間降水量50mm以上の年間発生回数)は年々増加している
  • 1976年~1985年

    平均174回/年

  • 2008年~2017年

    平均238回/年

[出典] 中小企業庁「中小企業の防災・減災対策に関する現状と課題について」(2018年11月)を基に作成

近年の水災リスク

近年、全国的に短時間強雨の発生回数が
増加傾向にあると知られています

水災には河川氾濫、内水氾濫、高潮または土砂災害などがありますが、短時強雨の増加により、近年、特に内水氾濫のリスクが注目されています。
内水氾濫は排水能力を超える降雨により道路や低地などで排水不良となり、浸水する現象です。短時間強雨により発生しやすく、河川や海岸から離れた場所でも発生することに注意が必要です。

(三井住友海上ビジネスキーパー資料より抜粋)

  • 内水氾濫のイメージ

水災による被害事例

被災企業所在地 業種 被害概要 被害額
神奈川県 小売業 店舗入口から雨水が流入し、地下駐車場のエレベータならびにエスカレータの一部が浸水した。また、バックヤードに保管中の商品にも被害が発生した。 1,500万円
大阪府 製造業 集中豪雨で排水処理が追いつかず、シャッターと建物の隙間から雨水が流入し、研究施設の1階が浸水したため、施設内の設備が破損した。 6,200万円
岡山県 小売業 台風による高潮で、海水が店舗1階に浸水(最大60cm)。商品、冷凍冷蔵設備および什(じゅう)器・備品等に被害が発生し復旧作業のため翌日は休業した。 11,170万円
熊本県 ホテル業 ホテル周辺の河川が氾濫し、敷地内全域が約80cm~2m浸水した。建物は床上浸水し、水が引いた後に、火山性堆積物が滞留したため、長期間にわたり休業することになった。 35,600万円

(三井住友海上ビジネスキーパー資料より抜粋)

水災に対する備え

1. 「水害ハザードマップ」で家や地域の水害リスクを知る

水害ハザードマップは、想定される最大規模の降雨や高潮による浸水範囲・深さに加え、避難所などの避難の確保を図るために必要な事項を地図上に記載したものです。
水害ハザードマップを見ることで、自宅や自宅周辺にどの程度の浸水の危険があるかを知ることができますので、その情報を踏まえて自宅でどのような備えが必要かを考えましょう。

西日本豪雨における実際の浸水エリアと予測浸水エリアの比較

平成30年7月の西日本豪雨で、甚大な浸水被害に見舞われた岡山県倉敷市真備(まび)地区では、実際の浸水域が予測浸水域とほぼ重なり、その有用性が改めて認識されました。

  • ※想定外の災害も起こりえるため、ハザードマップの被害想定区域外でも備えは必要です。
  • 西日本豪雨による浸水エリア(倉敷市真備地区周辺)

    [出典] 国土地理院「平成30年7月豪雨に関する情報:浸水推定段彩図」(2018年9月)

  • 倉敷市真備地区周辺の予測浸水エリア

    [出典] 倉敷市「洪水・土砂災害ハザードマップ」(2016年作成 2017年更新)

各自治体のハザードマップは下記から確認できます。

国土交通省HPで確認

2. 避難場所、避難経路を事前に確認する

安全に避難するためには、どこに、どの道を通って避難すればよいか、安全な避難場所や避難経路、避難方法を事前に確認しておくことが重要です。避難経路の途中に、氾濫する可能性のある河川や、浸水する可能性のあるくぼ地などがないか。また、そうした場所があったら、他にどのような経路を通ってどこに避難すべきか、など、ハザードマップで確認し、実際に歩いてみて、周囲の安全を確認しておくことをお勧めします。

3. 非常時の持ち出し品を事前に準備する

(チェックシートは、気象庁パンフレット「大雨や台風に備えて」を参考に作成。)

避難が必要になったときに備え、貴重品や衣類、非常用食品などを非常持ち出し袋に入れてすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
避難が必要になった場合にすぐに持ち出せるよう非常用持ち出し品をリュックサックなどにひとまとめにしておきましょう。具体的な非常用持ち出し品は、次のチェックシートをご参考に、ご自分やご家族の状態に合わせてお選びください。例えば、乳児がおいでの場合は粉ミルク、ほ乳びん、紙おむつなどが必要になります。
なお、非常用持ち出し品の数量は、徒歩で避難することを考慮して、避難する方が無理なく背負って(または持って)避難所まで歩ける量にとどめるようにしてください。

4. 家族が離れているときの安全確認の方法を決めておく

家族が離れているときに、避難しなければならない場合があります。そのような場合にお互いの安否を確認するための方法を決めておきましょう。災害時の安否確認のために、通信会社では固定電話・携帯電話・インターネットによる「災害用伝言サービス」を提供しています。家族でこれらの利用方法についても確認し、いざというときに活用できるようにしておきましょう。

「災害伝言サービス」について詳しくは下記をご覧ください。

総務省HPで確認

[出典] 政府広報オンライン「「暮らしに役立つ情報」河川の氾濫や高潮など水害からあなたの地域を守る、「水防」」(2018年6月)を基に作成

リスクファイナンスの必要性

  • 風水害被災時の損害保険・火災共済の事業復旧への貢献度(水災に対する補償内容別)

  • 自然災害被災時の物的損失額(従業員規模別)

(三井住友海上「備えましょう!自然災害リスク」より転載)

保険で水災リスクに備える

  • お施主様向け

    GKすまいの保険(火災保険)

    GKすまいの保険(火災保険)

    保険金をお支払いする主な場合

    • [建物の例]大雨による洪水で床上浸水し建物が損害を受けた

    • [家財の例]大雨による土砂崩れで床上浸水し、家財が損害を受けた

  • 建築現場向け

    あんしんとくとく倶楽部(工事保険)

    あんしんとくとく倶楽部(工事保険)

    保険金をお支払いする主な場合

    • [例]洪水のため建設中の建物が川に流された

    • [例]土砂崩れが起こり建設中の建物が損壊した

  • 企業様向け

    ビジネスキーパー(企業用火災保険)

    ビジネスキーパー(企業用火災保険)

    保険金をお支払いする主な場合

    • [建物の例]台風に伴う豪雨により建物が浸水した

    • [商品の例]集中豪雨で倉庫の商品が流された